東欧縦断の旅

ベオグラードは古き良き、でもイケイケでちょっとナイーブな街だった。結果おもしろい!

ドゥブロブニグの次は、この旅10ヶ国目のセルビアの首都ベオグラードに向かいました。

利用したのはセルビア航空。実はここでの機内持ち込み手荷物の取り扱いがとてもユニークだったのです。

ゲートで待っている時、小さな飛行機のはずなのになぜかあの人もこの人も機内持ち込みのスーツケースを持っている・・・?? 沖止めの航空機まで来て納得!なんとここで預けて、直接カーゴに積み込んでいたのです。

そしてもちろん受け取りも航空機前(笑)。これって時間短縮にもなるし、狭い航空機内で快適に過ごせるし。もちろん航空会社側からすると、乗客が手荷物を運んでくれるので、人件費もろもろ、何かと削減できることがありそう。旧時代的に見えるけど、なにかとウィンウィンかも。ただ雨の時はどうなるの?と余計な心配も。

さてベオグラード空港に到着した時、楽天モバイルの対象国ではなかったので、SIMカードを買うことがちらっと頭をよぎりましたが、結局空港バスを見つけたので乗ってしまいました。このことが後の後悔を生むことに。

ベオグラード空港から市内までシャトルバスで向かったのは良いけれど、降りてからホテルまでは約30分。結構遠い!実はバス降り場のインフォメーションがいまいちよくわからなかったのです。ありがたいことに緩やかな下り坂、トコトコ歩き始めました。

するといきなり衝撃的な建物が出現。

明らかに爆弾の跡!そして目の前には「STOP NATO」の垂れ幕。

旧ユーゴスラビア紛争があったのは1991年から2001年だから、もう20年以上前になるんですね。当時の社会主義国旧ユーゴスラビアの解体の際の紛争で、NATOが空爆した跡ということか・・・

旧ユーゴスラビアの国々がNATOに加盟する中、セルビアが加盟しないのは、こんな歴史があるからなのですね。ちなみにセルビアはコソボの独立宣言を今現在も認めていないということです。

すぐ隣の国、旧ユーゴスラビアのクロアチアのドゥブロブニクからたった1時間のフライトで、こんなに国の雰囲気がガラッと変わるのも東ヨーロッパならではかもしれませんね。

さてそんなセルビアの首都ベオグラードですが、旧社会主義国の雰囲気も残っている反面、新しく開発が進んでいてチョー資本主義国できなところもあり、とっても面白い都市でした。ここからはイケイケなベオグラードをご紹介しまーす。

ネット環境がオフでも健気に働いてくれるGoogleマップのおかげで、無事ホテル近くまで来ると、そこはウォーターフロントの超おしゃれ地区!

ここまで数週間、ヨーロッパの古き良き文化に浸っていた私にとっては、このイケイケ感がとっても新鮮。

これはホテルのそばのウォーターフロントで夕食を済ませたいところですが、明日の朝食の調達に出かけなければなりません。ホテルではwifiがつながったので、Googleマップでショッピングセンターを見つけ、マップにピンを立てて向かうことにしました。

何やら良い感じの階段や路地を歩いていくと、

・・・突然目の前に現れたおしゃれストリート!ここは心斎橋ですか?(銀座や表参道よりドヤ感があったので(笑)

そしておしゃれストリートの入り口に立つショッピングセンターは、本当にキラキラのショッピングセンターでした。

おまけにその前には、クリスマスマーケット的ないろんなお店が並んでいます。その中に、ラキアのお店を発見!ラキアはセルビアの果実酒。ぜひとも飲んでみたいと思っていたので、ここで出会えるとは、なんとラッキー!

他のお客さんはお土産用に瓶で買っていましたが、私は1杯だけいただくことにしました。200ディナールなので、およそ150円くらい。

ショットグラスのようにクイッといただきました。

ショッピングセンターにパン屋はなかったけれど、スタバで調達できたのでよしとして、おしゃれストリートに繰り出しました。

実は日本から持ってきた服装はやや保守的(笑)。これからマルタ、アテネと巡ることを考えると、少し開放的な洋服を調達したいと考えていたので、このおしゃれストリートで探すことにしました。

ちょうど良い感じのH&M的なファストブランドを発見!

ここでは白い短パンと大きな柄が入ったテロテロのパンツを買いました。合計3,000円以下。これなら最悪日本で着れなくても惜しくない価格。たぶん着るけどね。

買い物の後は、やっと夕食。もう9時を過ぎていたので、あれこれ迷わず目に止まったストリートのレストランで食べることにしました。

おしゃれストリートからホテルへの帰り道、いろんなお店からライブの歌声が聞こえてきました。東欧の伝統音楽的なものもあれば、古いロック調の曲も、哀愁漂う曲が流れていたお店もあったなぁ。

こんなところは、旧東側の古き良き文化の名残かもしれませんね。

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