こんにちはしーちゃんです。昨日のコトルでの山登り、帰りのバスは4時間以上遅延して到着、夕食抜き、そして今朝の適当な朝食（これは自己責任）、などが重なり、ドゥブロブニク の城壁を歩いている時にお腹が空いて、エネルギー切れ状態になってしまいました。
ドゥブロブニク の城壁（シティーウォール）はなんと全長約２キロ。観光所要時間は1時間〜2時間だそうです。値段が高い分、十分楽しめる素晴らしい体験でしたが、そんなに長いとは知らずに登ってしまった、事前の勉強不足が招いた結果です。
これでは城壁を満喫できない！と、途中で出口があったため、そこから旧市街に降りていくことにしました。（これが大失敗だと気づくのは2日後）
旧市街で1人でも入れそうなレストランを見つけ、さっそくランチにしました。いつもならその土地ならではのメニューを取り入れたメニューを選択するのですが、ここではエネルギー充填のために、チキンとポテト（＋ビール）という私としては珍しいチョイスになりました。
ガッツリ食べて、元気も回復したので午後からも楽しく旅を続けられそうです。
明後日も旧市街にやってくる予定なので、午後からは気分を変えてスルジ山に登り、山の上から見た旧市街の美しい姿を楽しみたいと思います。
旧市街からスルジ山へはロープウェイ（名称はケーブルカー）が伸びていますが、料金が往復27ユーロ（約4,400円）というのがちょっと引っかかるところです。なんとかもっと安い値段でスルジ山にアクセスできないかを検索したところ、バスで行く方法を発見！なかなかマイナーな方法のようで、利用している人は少ないようです。しかしバスで行ければ、ドゥブロブニクパスを持っている私は、無料でスルジ山からの絶景を望めるということになります。
ダメ元でチャレンジしてみよう！と、ピレ門前のバス停へ行きバスの路線図と時刻表の確認しました。スルジ山に近いバス停の名前は17番の「Bosanka」という情報を頼りに時刻表を見ると、15分後くらいに「Bosanka」行きのバスがあることがわかりました。（バスの本数は1時間に１本ぐらい）
17番のバス停は、ピレ門前からは道路を挟んだ向かい側にありました。このバス停は他の番号のバスも止まるため、結構ごった返していました。「このうち、どれぐらいの人がスルジ山まで行くのだろう？」
時間になり、違う番号のバスが止まり多くの人が乗り込んでいる時、少し離れたところに、１台の少し小さいバスが止まりました。慌てて駆け寄り、番号を確認すると17番！運転手さんにスルジ山に行くかどうかを尋ねたところ、「行くよ」との嬉しい返事が帰ってきました。
バスの料金は２ユーロですが、ドゥブロブニクパスでもらった3日間有効のバスのチケットを利用することができたので、ここで払った料金は無料。グッジョブ！
結局、バスの乗客はおばあちゃんと私の２人だけ。クーラーの効いた車内で、車窓から絶景を眺めることができる快適なバス旅です。その間にもバスはどんどん高度を上げていきます。ちなみにおばあちゃんは地元の方のようで到着までずっと運転手さんとお喋りされていました。もうそろそろかな？と思った頃、おばあちゃんが下車し、私も降りようとすると、運転手さんが「次だよ」と教えてくれ、無事「Bosanka」に到着しました。
ここからロープウェイの駅までは徒歩20分ぐらいなのですが、途中に絶景スポットがあり写真を撮りながらの移動で、歩く距離はそれほど苦になりませんでした。ただ歩道がなく、車道はときどき車が通るので、そちらの方が少し気になりました。
私の個人的な意見ですが、ロープウェイ駅の展望台から旧市街を見ると、どうしてもロープや鉄柱が入ってしまうため、バス停からロープウェイ駅に向かう途中で見た眺望の方が良い景色だったような気がします。実はそのあたりにも駐車場があり、旧市街の景色をのんびり楽しんでいる人もいました。そこで撮った写真がこちら↓
いかがですか？この絶景！
また途中にはジップラインもあり、すごく楽しそうでした。
特に急な上りもなく、ブラブラ歩いてスルジ山ロープウェイ駅に到着しました。駅にはレストランやギフトショップ、もちろんトイレもあり快適に過ごすことができました。
帰りも「バス」という選択肢もあったのですが、ロープウェイに乗って降りながら、迫りくる旧市街を見るのもありだなと思い、帰りはロープウェイに乗ることに決めました。片道なら15ユーロ（約2,400円）なので、お財布の紐もゆるみました。
ロープウェイでは、旧市街がどんどん迫ってくるという絶景を堪能することができました。満足満足。
旧市街に帰ってからは、あまりうろうろせず、マリーナのベンチでのんびり海を見ながら過ごしました。
帰りにピレ門を出ると、何やら勇者のような青年が３人。最後までその正体は分からず・・・
グルーズに戻り、近くのイタリアンレストランでは地元の黒ビールとともに魚介のパスタをいただきました。海を挟んですぐイタリアなので、ドゥブロブニクのパスタは本当に美味しくて好き。
さて明日は今回の旅行で唯一のツアー参加です。
行き先はボスニア・ヘルツェゴビナのクラビカの滝と世界遺産の街モスタルです。ボスニアというとボスニア紛争が思い浮かびますが、今は平和が戻り美しい国のようです。
また未知の国を訪れることができる楽しみでいっぱいです。
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