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出羽三山神社のキツイ石段を楽に楽しむ方法

出羽三山神社には2446段の石段があります。なかなかピンとかない数字かもしれませんが、階段で有名な香川県の金刀比羅宮の本殿までが785段と聞くと、その凄さがわかると思います。

上りの所要時間は1時間〜1時間半くらい。往復だと参拝も含めて2時間〜3時間。途中の見所で写真を撮ったり、茶屋(カフェ)で休憩をすると、それ以上の時間かかかるかもしれません。もう石段に挑む前から戦意喪失、という方もいるかもしれませんね。

しかし「出羽三山神社に来たからには、石段を歩きたい!」そんなあなたのために、楽をして石段を楽しむ方法のいくつかをご紹介したいと思います。

国宝五重塔まで往復する+本殿参拝

国宝五重塔までを往復する、実はこの方法で多くの方が石段を楽しんでいます。特にマイカーやレンタカーで来た場合はお勧めです。

実は、石段の入口である随神門から国宝五重塔までの間に、出羽三山神社の石段の見所のほとんど詰まっているのです。往復30分ほどで歩けるコースになっています。

随神門をスタートし石段の両脇に広がる特別天然記念物の羽黒山杉並木を歩くと、右手に祓川神社と須賀の滝があります。祓川神社をお参りするには。天然石の一枚岩でできた橋を使って秡川を渡ります。昔は祓川で身を清め、出羽三山詣に向かったと言われています。

次に樹齢千年の爺杉が左手に見えたら、その先が国宝五重塔です。杉並木の中で静かにそびえる五重塔は厳かで凛とした美しさがあります。五重塔を堪能したらここで引き返し、その後は車で本殿に向かい参拝します。

バスを使い、下りだけを歩く

公共交通機関で出羽三山神社を訪れる場合は、階段の下りだけを歩くという方法があります。(または上りだけを歩くということもできますね)

バスで終点の羽黒山頂まて行き、出羽三山神社の本殿にお参りをして、それから石段を下ります。

各所に点在する摂社末社をお参りしたり、途中杉並木から見える庄内平野を一望したりと、階段を歩く醍醐味を体験もできる上、体力に自信がない方もチャレンジしやすい方法といえますね。

ただし石段の美しさは、やはり下る時より上る時に見える景色が上なので、時々振り返ってその姿を鑑賞する必要があります。また下りだけといえども長距離にわたるので、運動靴など歩きやすい靴が必須です。石段の幅が狭く、靴の後を石段で擦ることがあります。革靴は避けた方が良いでしょう。

庄内交通バスのご案内

出羽三山神社へバスで行く場合は、鶴岡駅前の1番のりばから庄内交通「羽黒山頂・月山8合目方面行き」のバスのを利用します。バスの乗車時間は、石段の入り口である「随神門」までで約35分、出羽三山神社本殿のある「羽黒山頂上」までが約50分です。時刻表はこちらになります。

https://www.shonaikotsu.jp/local_bus/t08_haguro.html

バスを利用の際には、場合によっては「つるおか1日バス乗り放題券」がお得です。片道でも鶴岡駅前〜羽黒山頂上を乗車の場合は、2,000円の1日乗り放題券を買いましょう。行きの車内で、料金を払う際に買うこともできます。ただし鶴岡駅前〜随神門を往復する場合は、840円の往復で支払った方が安くなります。庄内バスは交通系ICカードが利用できないので、1,000円以下の紙幣や小銭を用意しましょう。

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