フィレンツェ2日目は市内観光。
フィレンツェは3回目の訪問なので、美術館などはパスして、フィレンツェの街そのものを楽しむ観光をすることにしました。
まぁ本音としては、2週間を超えるイタリア旅行になるので、できるだけ節約できる部分は節約して、その分いろんな街を訪問したり、美味しいものを食べたりしようという訳なのです。
朝一番に向かったのはフィレンツェ大聖堂ことサンタ•マリア・デル・フィオーレ大聖堂。フィレンツェのアイコンですね。

フィレンツェ大聖堂はいつも長蛇の列ですが、中には無料で入ることができるので並ぶ価値が大いにありなのです。ちなみにクーポラの上やジョットの鐘楼への入館は有料となります。
朝一番は早く並んでも10時のオープンまで待たなければならないので、結果的に待ち時間が長くなります。しかし真夏に並ぶのは朝の涼しい時間帯が良いということで、9時過ぎから並ぶことにしました。

大聖堂に入ると、1番奥にあるクーポラの内側の天井画が光っていて、みんな吸い寄せられるように真下に向かっていました。

天井画に描かれているのは最後の審判。これは16世紀ルネッサンス時代に描かれたジョルジョ・ヴァザーリのもので、描かれている総数はなんと700人以上。直径45m, 総面積3,600平方メートルの大作です。

ただヴァザーリは1/3描いたところで死去してしまい、残りはフェデリコ・ツッカリが描いたということです。
大聖堂の内部はこんな感じで、クーポラの天井画以外は想像以上にシンプルでした。



フィレンツェ大聖堂を後にして向かったのはサンタンブロージョ市場。有名な市場は中央市場(メルカト・チェントラーレ)ですが、ランチにまたトシさんのレストランに行く予定なので、近くにあるサンタンブロージョに行くことにしたのです。

お気に入りの平べったい桃を見つけ購入。日本では食べることのできないヨーロッパならではの味ですね。

この後トシさんのレストラン「ACCADI」へ。ランチはなんと12ユーロで、前菜とメインを選ぶことができます。私はスープと豚肉のソテーとほくほくのグリーンピース。



お昼なのでワインは2人でハウスワインの500cc。
この日もACCADIは大盛況で、トシさんにお声をかけるのご憚られるほど。その代わりACCADIのマドンナキッカさんと少しおしゃべりをして、写真も一緒に撮っていただきました。キッカさんがのんびり会計をしてくれるステーファノさんをフォローする姿が印象的でした。
ACCADIのホールスタッフのみなさんは、YouTube通りの、働き者でとても気持ちの良い対応をしてくださる方ばかりでした。
ACCADIを出てここからは腹ごなしに、天井のない美術館と言われるフィレンツェの街中を巡ることに。

まずはヴェッキオ宮殿とシニョーリア広場。シニョーリア広場にはミケランジェロ作のダビデ像のレプリカがあります。

元々はここに本物のダビデ像がありましたが、風雨にさらされ作品に亀裂が入ったため、1870年にアカデミア美術館に移設されたということです。
なおダビデ像のレプリカは、シニョーリアとミケランジェロの丘で見ることができますが、こちらはオリジナルと同じ大理石で、ミケランジェロ広場の方は銅製です。
ここで外せない彫刻作品がもうひとつ、ペルセウス像です。右手に剣を左手にはメドゥーサの頭を高々と持ち上げています。こちらはチェッリーニのオリジナルの作品が展示されています。

ヴェッキオ宮殿も入り口のところまでは無料で入場することができるので、こちらも見学しました。

その後はポルチェッリーノ市場前のイノシシを見て、ヴェッキオ橋を渡り、ミケランジェロの丘へ向かいました。



以前ミケランジェロの丘でまさにピンク色に染まるフィレンツェの夕景を見たので、今回は昼間の訪問。フィレンツェ大聖堂とジョットの鐘楼、そしてヴェッキオ宮殿の3つががまさにフィレンツェ版の三塔。いつ見ても美しい光景です。

夫はフィレンツェの街を眺めながら飲むモレッティビールにご満悦の様子でした。
今夜はフィレンツェ駅近くのスーパーConad Cityで生ハムとモルタデッラをその場でスライスしてもらいおうち飯。アパートホテルに滞在してやりたかったことがこれなんですよね〜。


今日のフィレンツェ街ブラで買ったかわいいカトラリーをさっそく使って、食卓のおうち飯感がさらに増しました。

前菜を並べてパチリ。買って並べただけでごちそう感があるのは、さすがイタリア。





