今日は台南を離れ、まずは高雄に向かいます。向かう先は2018年にオープした現代美術館の金馬賓館Alen Art Centre。
台南市からはローカル電車に乗りまず鼓山に向かいます。ここから高雄の新交通の路面電車に乗り寿山公園駅へ。

路面電車の車窓からは、綺麗に描かれたウォールアートを楽しむことができました。市民の皆さんがこの路面電車の誕生を喜んでいる様子が伝わる温かい絵がいっぱいです。

路面電車の停留所を降りると、徒歩2分くらいで美術館に到着します。

この建物はもともと金門馬祖へ向かう軍人のために作られた軍事施設。戦争の最前線へと旅立つ軍人が、家族や恋人に別れを告げた悲しい歴史がある場所なのです。

戦後はしばらくは使われていなかったのですが、リニューアルして現代美術館としてオープンしたということです。
と前置きが長くなりましたが、美術館の建物が本当に素晴らしく、その清閑な佇まいが現代アートの魅力をさらに際立てているようでした。

どの展示室も非常に興味深い内容で、キュレーターさんのこだわりが伝わりました。



展示室に置かれた椅子の一つ一つにもこだわりが感じられて素敵でした。

館内を堪能した後は、美術館のカフェでランチをいただきました。

様々なアート作品がカフェの中に点在していて、どれも購入可能。ギャラリーとしての役割も果たしているようでした。

ゆったりまったり良い時間を過ごし、ここからまた新交通のトラムに乗って次の美術館に向かいました。

次に訪れたのは高雄市立美術館。

どちらかというとオーソドックスな美術館という感じでしたが、常設展示も現代アートが多めで、ファンにとってはなかなか嬉しい美術館でした。


2階では何かしらのアワードの入場作品の展覧会を行っていて、こちらも興味深かったです。

若いアーティストの方の作品も多く、存分に楽しむことができました。

高雄市立美術館からは、バスで高鉄左営駅に行き、そこからは台湾の新幹線に乗って台北へ。

地下鉄の駅そばのホテルにチェックインしてから、徒歩で地元の食堂へ。野菜もりもりの料理をいただきました。美味しかったけど、ビールがないのがたまにキズ。


明日は台北の美術館へ。ここまで全くハズレなし。台湾の現代アートのポテンシャルはやっぱり高いなぁ。