今回はイタリアちょい住みの旅。
コロナ前から夏の旅行は一人旅が多かったのですが、今回は夫と2人で16日間のイタリア旅行に出かけます。
というのも、夫は大のイタリア料理好き。自分で作るのも大好きなので、今回の旅では夫にいろんな料理を食べてもらい、家で再現してもらおうという魂胆なのです。
行きの飛行機は昨秋から就航した全日空の羽田〜ミラノの直行便です。全日空でミラノに行ける日が来るなんて感慨深いものがあります。

フライト時間は14時間と長いのですが、日本の航空会社だとストレスをあまり感じないから不思議。
それどころか結構ぐっすり眠れた感じがありました。エコノミーだったけど、3列を2人で使えたのが良かったのかな。
ミラノ空港からは、空港バスでミラノ中央駅に向かいました。バスを降りるとそこはミラノチェントラーレ・メルカト(中央市場)。

ここでランチというのも考えたのですが、スーツケースなど大きな荷物を持って、治安に気を使いながら食事をするのも心配なので、駅の中にあるカフェへに入りました。
これが大正解!ミラノ中央駅の列車を見下ろせるカウンター席があるではないですか。おかげでサンドウィッチとエッグタルトが優雅なランチとなりました。

ところでミラノに来るたびに思うのが、ミラノ中央駅は世界一美しい駅ではないかということ。

てっきり元宮殿や元政府機関と思っていたら、ムッソリーニがファシスト政権の権力を示すために作った駅舎ということでした。最初から駅舎のための建物だったのですね。権威を示すような荘厳で豪華なデザインも納得です。

建築家フランク・ロイドが、「世界で最も美しい駅」と称賛したそうで、「やっぱりそうだよね」と、嬉しくなりました。
カフェでゆっくりランチを済ませると、予約していた列車の時間が近づきました。今日はここからフィレッチャロッサに乗ってフィレンツェへ向かいます。

フィレンツェは今回で3回目の訪問。もう主な観光地は訪問済みですが、今回は新たな楽しみがあるのです。

それは数年前からチャンネル登録をして観ている「ぼなぺTV」さんの動画でお馴染みのフィレンツェのレストラン「ACCADI アッカディ」を訪れることです。今ではご自身もYouTubeチャンネルを開設している、日本人シェフのトシさんのお店です。
イタリアに行きたい、でも行けない期間、ぼなぺTVさん、トシさんの動画で救われてきたので、今回は満を持しての訪問なのです。楽しみ〜。
久しぶりのフィレンツェ・サンタマリアノベッラ駅に到着。ミラノ中央駅と比べるとこじんまりとしていて、派手さはないけど落ち着く駅です。

今日の宿泊先はここからトラムで数駅のアパートホテル。トラムはクレジットカードのタッチ決済で乗れるのですごく便利です。
ホテルのある「REDI」駅周辺は、住宅街といった感じで治安も良さそう。そのうえトラムを下車して3分という近さ。これは安心してフィレンツェライフを楽しめそうです。

そして今日から5泊お世話になるアパートメントホテルがこちら。

広いワンルームタイプのお部屋で、キッチン、テーブル、ベランダがあり、自宅のようにストレスなく過ごせそうです。


またここのアパートはいわゆる民泊タイプのものではなく、建物全体がアパートホテルになっているため、フロントがあったり、カードキーだったりがすごくありがたい。
つまりアパートの広さや快適性と、ホテルの利便性を兼ね備えているお宿なのでした。
つづく。