台湾アートの旅の最後は台北の美術館です。まず向かったのは台北市立美術館。台湾を代表する現代美術館ということで期待が高まります。
MRT圓山駅から歩いていくと、ユニークな建物をぐるっと回って正面玄関に向かいます。1983年開館ということで少し年季が入っていますが、まさに美術館というなかなか凝ったデザインです。

台北市立美術館で何よりも驚いたのが、その入場料金の安さ。30台湾ドル(約150円)で、館内すべての企画展を観ることができるのです。なんと日本の20分の1の価格!
館内では大きな企画展を2つ行っていて、1つ目は「トーマス・デマンド」展。

ちょうど小学生が校外学習中で美術館のガイドさんから説明を受けていました。なんともうらやましい授業。映像作品では歓声が上がっていて、子どもたちがアートを楽しむ姿に嬉しくなりました。

トーマス・デマンドの作品は、最初は無機質さに違和感を抱いていましたが、観ていくうちに、だんだんパズルが組み合わさるように面白さに気づき・・・また世界のどこかで再会したいアーティストでした。

もう一つの企画展は「賴純純」展。

台湾を代表する女性アーティストで、色の使い方が本当に素敵。


屋外に展示されていた花のオブジェは彼女の作品でした。

実は賴純純さんの作品は大阪関西万博の屋外展示作品として出品されるそう。万博で再会するのが楽しみです。
次はMRT中山駅に向かい、そこから徒歩で台北當代藝術館MOCAへ。この美術館はもともと日本統治時代の小学校だそうですが、あまりにも立派でびっくりしました。ただ1993年までは市庁舎として使われていたと聞き、納得したのでした。

さて展示ですが、「當代(当代)=現代」なので、ここはまさに現代美術館。

台湾の現代アートの最先端ともいうべく展示内容。そしてまるで芸術祭を訪れたかのように多種多様な作品のオンパレードで、とっても楽しい美術館でした。

特に印象に残ったのが、コントローラーをリモコンにして家電製品を動かすという作品。

レコードプレーヤーが猛スピードで走ったり、洗濯機がくるくる回転したり、「やばい風景」を観ることができました。

美術館のすぐ近くにはネオン看板の店があり、これももはやアート!

台湾旅もそろそろ終わりに近づき、お土産を買いに迪化街を訪れました。
美味しい台湾茶をいただきたかったので、数年前にも訪れたことのある南街得意(ナンチエトーイー)へ。

美味しい阿里山烏龍茶に大満足なのでした。

旅の最後は台湾グルメ。

小籠包のお店はどこも長い行列。Google mapで探した小籠包のお店に並んだところ、入り口付近で「蒸し餃子」の店と判明。

でもここまで並んだからには食べないという選択はなく、入店することに。

Google map の高評価通り、美味しいお店でした(笑)

台湾アートの旅はここまで。次の旅はイタリアだよ〜。