ワシントン編

スミソニアン国立航空宇宙博物館 本物!ライト兄弟の飛行機やアポロ月面探索機、月の石に出会える!

ワシントンD.C.に行ったら行きたい場所の人気ナンバー1はおそらくここでしょう。今日ご紹介するのは「スミソニアン国立航空宇宙博物館」です。「月の石」から「旅客機」まで宇宙や航空機に関するお宝が、信じられない密度で展示されています。もはやお宝しかない感じです。

そして毎度のことながら、スミソニアン博物館なので入館料はもちろん無料。

さぁ、それではご案内することにしましょう。

宇宙探検ゾーン

正面玄関を入ってすぐに目に飛び込んでくるのが「宇宙」に関する展示物です。

f:id:zoochan:20180528101627j:image

「えっ、本物?」という言葉を何度口にしたことでしょう。

宇宙船の知識に関しては超未熟者の私でさえ、感動する数々の出会いがありました。

ちなみに左上の水玉模様の航空機は民間で初めての有人宇宙飛行に成功した「スペースシップワン」。真ん中のオレンジの航空機は、世界初の音速突破機x-1です。(>id:zmk99さん、間違いのご指摘ありがとうございます。さっそく訂正させてもらいました(^ ^)

まず目に飛び込んできたのが、1962年にアメリカが初めて地球周回飛行に成功した際の有人宇宙船「フレンドシップ7」です。(人類初の有人宇宙船の成功は、前年にソ連が成し遂げていました)

56年前、この宇宙船が大気圏の外に飛び出して、地球軌道を3周してバハマ沖に戻ってきたんですね。

f:id:zoochan:20180525220542j:image

これは1970年代に行われた火星探索機の「バイキング」

f:id:zoochan:20180525220524j:plain

「ルナ・モジュールLM-2」

これはアポロ月面着陸の探索機のシュミレーターです。

f:id:zoochan:20180525220602j:image

宇宙船についての知識が乏しいために、お宝だらけなのに何かわからない。

f:id:zoochan:20180528070657j:image

そんな私でもめちゃめちゃ興奮したのがこれ。

アメリカの「アポロ」とソ連の「ソユーズ」が宇宙でドッキングした様子を再現したもの。ソユーズは当時のソ連から貸与されたいうことです。

f:id:zoochan:20180525220621j:image

アポロと

f:id:zoochan:20180525220701j:image

ソユーズ

f:id:zoochan:20180525220654j:plain

ドッキング部分

f:id:zoochan:20180525220740j:image

アメリカとソ連(当時)の乗組員たちが宇宙船の中で出会うシーンを、従兄弟の家で興奮しながらテレビで見たことを思い出しました。懐かしいなぁ〜。

f:id:zoochan:20180528070623j:image

ロケットもたくさん。

f:id:zoochan:20180525220802j:image f:id:zoochan:20180528070549j:image

昔は宇宙からの帰還は、こういうカプセルで大気圏から海へ着水というのが普通でしたね。行って帰ってくるスペースシャトルは本当に驚きでした。

f:id:zoochan:20180528112554j:image

これは月面着陸の際の宇宙服ですね。何度もテレビで見たことがある宇宙服です!!

f:id:zoochan:20180528112614j:image

もっともっと紹介していない宇宙船や宇宙に関するものがいろいろありますが、知識不足のため見逃してしまっているものが、たぶんたくさんあります(涙)

月の石の展示

1970年の大阪の万国博覧会のアメリカ館で「月の石」を見るために長ーい行列ができましたね。

f:id:zoochan:20180525220859j:image f:id:zoochan:20180525220909j:image f:id:zoochan:20180525220925j:image

空のパイオニアたち

私にとっての航空宇宙博物館の一番のハイライトはここでした。

ライト兄弟が人類初の動力飛行に成功した航空機「1903フライヤー」

想像以上に大きな飛行機でした。

最初は本物と信じられず、何度も確認してしまいました。

f:id:zoochan:20180525220947j:image f:id:zoochan:20180525221000j:image

女性で初めて大西洋横断に成功したアメリア・イヤーハートの「ロッキード5ベガ」

f:id:zoochan:20180525221010j:image f:id:zoochan:20180528070733j:image

こちらは初めてアメリカ大陸をノンストップで横断した飛行機

f:id:zoochan:20180525221019j:image

古き良き時代の旅客機

数々の時代を彩った旅客機が博物館の中で所狭しと展示されています。

中央のプロペラ機は「ダグラスDC-3」1935年開発

下のプロペラ機は「ボーイング247−D」1933年開発

f:id:zoochan:20180525221040j:image

昔全日空はトライスターのL1011、JALはダグラス社のDC10が飛んでいたなぁ、なんて思い出しました。私はスマートなB727が好きだったんですけどね。

ボーイング747の機首部分の展示。コックピットを見学できます。

f:id:zoochan:20180525221054j:image

旅客機が贅沢で豪華な乗り物だった時代は、CAが「スター」だったのがよくわかります。

f:id:zoochan:20180528070821j:image

歴代のCAの制服も(パンナム?TWA?忘れてしまいました)

f:id:zoochan:20180525221114j:image

こちらは今はなきコンチネンタル航空

f:id:zoochan:20180525221122j:image f:id:zoochan:20180525221134j:image

ユナイテッドの機内食。やはり長距離フライトのお楽しみはこれですよね。

f:id:zoochan:20180525221146j:image f:id:zoochan:20180528070806j:image

このころから航空機保険があったんですね。

f:id:zoochan:20180525221206j:image

こちらはエアバスA320のコックピット。

f:id:zoochan:20180525220717j:image

体験コーナー

子供向けのいろんな体験コーナーや、イベントも盛り上がっていました。

f:id:zoochan:20180525221407j:image f:id:zoochan:20180525221453j:image f:id:zoochan:20180525221502j:image f:id:zoochan:20180525221515j:image

その他「IMAXシアター(有料)」や「プラネタリウム(有料)」も

f:id:zoochan:20180528070939j:image f:id:zoochan:20180528071028j:image

ミュージアムショップは宇宙、航空感が満載!

気分はNASAの職員!

f:id:zoochan:20180525221256j:image f:id:zoochan:20180525221317j:image

キティちゃんは世界中、いや宇宙中の人気者。

f:id:zoochan:20180525221326j:image f:id:zoochan:20180525221303j:image

スペースシャトルが懐かしい。

f:id:zoochan:20180525221343j:image

このほか戦闘機のコーナーもかなりのボリュームがありました。

本当に見どころだらけで、時間がいくらあっても足りないという感じです。

そして今回私は訪れることができなかったのですが、この航空宇宙博物館には別館「ウドバー・ハジー・センター」が、ダレス空港のそばにあります。

そこにはなんと広大な敷地を利用して、「スペースシャトル・ディスカバリー」や超音速旅客機の「コンコルド」など30機以上の航空機が展示されているのです。これはワシントンD.C.を再訪しなければなりません!!

いろんな美術館・博物館を紹介しましたが、スミソニアンにはまだまだ魅力的な美術館・博物館がたくさん残っています。

観光地としてはちょっとマイナーなワシントンD.C.ですが、想像を超える楽しさや発見に出会えると思います。おすすめですよ〜。

www.love-voyage.com