サンジミニャーノに向かうバスでは、まさかの罰金を払う羽目になったものの、到着する頃にはすでに気分を切り替えられていたので、ここからは思い切り楽しむことに!
サンジミニャーノは1990年に世界遺産に登録された塔の街です。

バス停のあるロータリに面して立つサン・ジョヴァンニ門をくぐると、そこには中世の街並みが広がっていました。派手な看板などはなく、7月末だというのに、ほどよい数の観光客。

サンジミニャーノは南北に約1キロメートル、東西は約500メートルの旧市街の周りを、城壁がぐるっと囲んでいます。そしてその周りにはトスカーナの景色が広がっています。

城壁で囲まれた旧市街は、自由に歩いても迷うことのないほどよい広さで、ぶらぶら観光するのにぴったりです。

サン・ジョヴァンニ門から続くメインのジョヴァンニ通りを歩き、ウィンドウショッピングを楽しんでいると、程なくしてチルテルナ(井戸)広場に到着。

広場には、広場の名前の由来になった立派な井戸がありました。

またその先にはドゥーモ広場があり、広場に面してドゥーモ(参事会教会)と、ポポロ宮が建っています。ドゥーモに続く階段ではたくさんの人が腰を掛けてくつろいでいました。

サンジミニャーノ観光をする人のメインのお楽しみはショッピングなんじゃないかと思うくらい、ジョヴァンニ通りにはいろんなお店がいっぱい。特に革製品が有名なフィレンツェの近くということで、手頃な値段で買える鞄屋さんが目につきました。
私たちはまだ空いている時間帯にランチを食べることにしていたので、まずはレストラン探しから。路地を入った場所に良さげなお店を見つけ、外のテーブル席に着席しました。

トスカーナといえばピチと呼ばれるうどんのようなパスタが有名なので、一皿はピチのトマトソースをオーダーすることにして、もう一皿はやはりトスカーナ名物のイノシシが食べたかったのだけど、メニュー表がイタリア語と英語表記なので、ここからは夫とGoogle翻訳に頼らず連想クイズをすることに。
ボロネーゼ(bolognese)はミートソースなので、そこに書かれているチンギアーレ(伊)、ボア(英)がどうもイノシシっぽい。ここからは店員さんとジェスチャーゲーム。店員さんが豚の鳴き声のような真似をしてくれたので、これはイノシシでビンゴだろうとオーダー。パッパルデッレの太麺ともよく絡んで美味しかったです。

トスカーナ産のワインもオーダーし、お値段は2人で合計43.5€でした。
実はこのあとランチの前に目星をつけていたオリーブの小さなまな板を買いに行ったのですが、まさかのお昼休み中。イタリアにもスペインのシエスタのような昼休憩の習慣が残っている街があるんですね。
ただ30分もすれば再開しそうだったので、ぶらぶらしながら待って小さなオリーブのまな板を16€で、違うお店ではリモーネ柄の布製のテーブルクロスを19.5€で購入しました。
ここから2週間イタリア各地を回りますが、気に入ったものは、見つけた時に買わないとまた出会えるかどうかわからないので、早々とちょっと重めのお土産を買ってしまいました。

帰りのバスの時間までカフェで一休みして、行きと同じポッジボンジ乗り換えでフィレンツェへ帰りました。
夜は若い日本人シェフのshuさんが働くトラットリアのPANDEMONIO(パンデモニオ)へ。

開店時刻とほぼ同時にお店に向かいましたが、店内はほぼ満席。やはり予約が必至のお店のようです。席が取れてラッキーでした。
ここのフィノッキオーナとサラミがめちゃくちゃ美味しかった〜。

あとはボッテガ(カラスミ)入りのパスタとウサギ肉。トスカーといえばのキャンティ1本と合わせて、こちらは91€でした。どれも美味しくて満足満足。






