美術館・美術展

越後妻有大地の芸術祭 1泊2日レンタカーでこれだけ回れました(使った費用も報告します)

こんにちはしーちゃんです。7月30日(土)〜31日(日)に、越後妻有の「大地の芸術祭」に行ってきました。久しぶりの芸術祭!とっても楽しかったので、ここでいろいろ書いていきたいと思います。まずは「週末の1泊2日新幹線+レンタカーでこれくらいの作品が見れたよ」というのをお伝えしますね。

新幹線+レンタカーで、週末でも渋滞なし

新幹線で東京駅から越後湯沢駅に向かいました。私は「えきねっとトクだ値30%OFF」のチケットを買ったので、片道4,600円でした。えきねっとトクだ値は、トクだ値の残席があれば当日まで買えるので要チェックですよ!特に早朝の新幹線は席が残っている可能性もあります。

東京から越後湯沢まで新幹線の所要時間は1時間10分〜30分ほどと、結構近いです。私は上野6時42分発、越後湯沢8時5分着の新幹線を利用しました。7月30日はフジロックを目指す若者でいっぱいでした。

レンタカーは越後湯沢駅近くの「Jネットレンタカー」を利用しました。 「早期割スペシャル30」という割引プランを使ったので、2日間で基本料金6,270円、免責保障料2,200円、合計8,470円でした。車種は軽自動車の日産デイズ、ほぼ新車で快適ドライブができました。

1日目は中里、津南、松之山エリアを回りました

8時40分に越後湯沢を出発し、まずは清津峡渓谷に向かいました。清津峡渓谷トンネルのインフォメーションで、Webサイトで購入した(早期割3,500円)電子チケットを作品鑑賞パスポートに交換してもらいました。チケットホルダー(500円)も忘れずに買いましょう。ここのインフォメーションは8時30分にオープンしているので便利ですね。

越後妻有大地の芸術祭のアイコン的作品の「Tunnel of Light」。全長750mの途中の2つの見晴所のアート作品も圧巻です。見学だけなら普通の靴、作品の中に入るには濡れても大丈夫な靴が良いかな〜。

10時30分 清津峡渓谷からすぐのところにある清津倉庫美術館(SoKo)に到着。見応え十分で楽しめました。磯部行久の常設展示を始め、さまざまなアーティストの作品が展示されています。
もっとゆっくり見たかったけど、ランチの予約をしていたため、40分ほどで切り上げて次に向かいました。

12時から上郷クローブ座レストララン「北越雪譜」でランチをいただきました。12時〜と、13時30分〜の2公演になっています。越後妻有の美味しい野菜とお肉の料理をいただけます。脚本・演出が原倫太郎+原游ということで、劇中で原游のくまが良い仕事をしています。完全予約制で、料金は2,500円。

14時ごろ、少し逆戻りして屋外展示の作品を巡りました。これは「たくさんの失われた窓のために」。
インスタ映え間違いなしの作品です。

15時ごろ、世界的に有名な現代アートの巨匠、クリスチャン・ボルタンスキーとジャン・カルマンの「最後の教室」に来ました。密閉された空間に様々なインスタレーションが広がっていました。

15時30分ごろ、「森の学校」キョロロに来ました。館内の作品を見た後で、裏の森の中にあるクリスチャン・ボルタンスキーの「森の精」を見ました。場所が少し分かりにくいですが、キョロロのそばにあります。

このあと松代城に向かいましたが、入館は16時30分までと聞き、間に合わず断念しました。そこで少し早いですが宿泊先の三省ハウスに向かいました。
三省ハウスには「レアンドロ・エルリッヒ」の「Lost Winter」があります。約25分の音と照明のついた作品鑑賞は宿泊者限定ですが、作品そのものは宿泊者以外でも鑑賞できます。向こうで覗く自分が見える不思議な作品です。

近くにある「ナステビュウ湯の山」に行き、薬湯を楽しみました。入浴料600円貸しタオル250円でした。

三省ハウスに宿泊しました。男女別の2段ベッドの相部屋で、宿泊料は夕食朝食込みで7,250円(ビールは300円)でした。
20時30分から25分間、宿泊者限定でエルリッヒの作品を鑑賞できます。

2日目は松代、十日町エリアを回りました。

2日目は松代、十日町エリアを回りました。まつだい農舞台から松代城までは登り坂が続きますが、様々な屋外作品が点在する地域でもあります。当初の予定では作品を見ながら松代城に向かい、10時の開場に合わせる予定でしたが、あまりの暑さのため断念しました。その代わり、宿の方に教えていただいたプチ情報の「松代城へのシャトルバス」を利用し、お城から下りながら屋外作品を鑑賞することにしました。

10時に松代城のエステル・ストッカーの「憧れの眺望」を鑑賞。2022の新作の中でも特に人気の高い作品です。2階の作品は冷房が効いていて癒されました(笑)。

農舞台への下り道の途中にイリア&エミリア・カバコフの「人生のアーチ」と、「手をたずさえる塔 手をたずさえる船」があります。どちらを先に鑑賞するかで、それぞれの作品の印象が変わるかも・・・そして農舞台のカバコフの「10のアルバム 迷宮」をはじめとする作品群「カバコフの夢」を鑑賞し、さらに作品の理解が深まりました。

12時過ぎに、田島征三の「絵本と木の実の美術館」を訪れました。エネルギッシュな画風そのままの作品と、繊細な小さい木の実の作品に大人も子どもも笑顔になる美術館です。図書館では、懐かしい田島征三の絵本と再会できます。

13時30分ごろ、越後妻有里山現代美術館「キナーレ」に到着。入館前に腹ごしらえということで、受付の方に教えていただいた、すぐ隣にある「つまり食堂」で、へぎそば(800円)をいただきました。
キナーレ中央のレアンドル・エルリッヒの空の池では、中谷芙二子の「霧神楽」が毎時00分〜と30分〜見られます。この美術館では他にも、様々な国内外のアーティストの展示作品がありますが、中でも名和晃平の「Force」は必見です。多くの皆さんの目が釘付けになっていました。

わたし的に最近の一押しアーティスト、中谷ミチコの「遠方の声」。圧倒的な透明感と、類を見ない彫刻作品で、虎ノ門駅や丸の内ストリートギャラリーのパブリックアートを手掛けています。ここで会えてよかった。

本当はこの後、川西エリアのナカゴグリーンパークに行き、里山アートどうぶつ園と、近くにあるジェームス・タレルの「光の館」を観に行く予定でしたが、「光の館」は14時30分で受付終了ということに気づきました。ということで、ナカゴパーク行きは断念して、残り時間はミュージアムカフェでのんびりすることにしました。

16時30分にキナーレを出発して、17時30分に越後湯沢駅に到着。走行距離は約160km、ガソリン代は2,000円くらいでした。

旅行の支出総額とおまけ

最後に、使ったお金をまとめたいと思います。

新幹線代 9,200円(往復)、レンタカー代 8,470円、パスポート代 3,500円、上郷クローブ座ランチ代2,500円、ナステビュー湯の山入浴料(タオル付き)850円、 三省ハウス(朝夕食付き)7,250円、ビール代 300円、ウオーター2本代 250円、アイス代 150円、へぎそば代 800円、ジュース500円、ガソリン代2,000円くらい。 合計 35,770円でした。

そしてレンタカーを返した後は、越後湯沢駅の回っていない回転寿司「本陣」で新幹線の時間まで一人打ち上げ。こちらはプライスレスと言うことで・・・