東欧縦断の旅

誰もが知っているパルテノン神殿。行くだけでなんか達成感があるんだよね。


こんにちはしーちゃんです。いよいよ東欧縦断+バルカン半島の旅の最終目的地、ギリシャに向けて出発です。ここまで特に大きなトラブルがなかったことに、まずは感謝です。

さて、マルタからギリシャへはLCCのライアンエアーを利用しました。ライアンエアーといえば、機内持ち込みの手荷物のチェックが厳しいことで有名なので、いつも以上にリュックをスカスカにしてチェックインカウンターへ。リュックの機内持ち込みのサイズオーバーを指摘されることもなく、ほっと一安心です。

空港到着後、市内へは空港バスで向かい、そこからホテルへはトラムを利用しました。アテネには、トラムやバス、地下鉄も使えるパスがあるので、それを早速手に入れました。これでアテネ滞在中の足は確保完了です。

ホテルへの到着した頃には、どっぷり日が暮れてしまいましたが、ありがたいことに近くには24時間営業のスーパーが。中にはデリカテッセンもあり、今夜のディナーはテイクアウトのパスタとギリシャビール。

翌朝まず向かったのパルテノン神殿。ホテルからは歩いて約30分強のようです。しかし朝といえどもかなり気温が上がっていたので、バスで向かうことにしました。

朝のバス停ではチケットのない観光客の方から、「チケットをどこで買ったの?」と聞かれました。近くのキオスクらしき売店はまだ閉まっています。結局その方達はバスを諦めてタクシーに乗ることに。昨夜トラムの駅で買っておいてよかった〜。

と、安心していた私にもまさかの事態が!

お目当てのバスが近づいてきましたが、まったく減速せず、私の前を通り過ぎていったのです。???

そしてここで学んだギリシャ式バスの乗り方。”お目当てのバスに向かって手を挙げる!”これで次のバスに無事乗車できました。

アクロポリスに到着し、パルテノン神殿に入場するために、まずはアテネ共通チケットを購入しました。30ユーロ(約4,800円)とちょっと高めですが、このチケットを使っていろんな遺跡を回りたいですもんね。

ゲートから入場してすぐ現れたのは、古代劇場。なんと紀元前6世紀の劇場です。

そしてさらに階段を登っていくと、そこにはパルテノン神殿が!教科書で見たのと同じ建物です。

アクロポリスの丘に立つパルテノン神殿。ヘリはこんな感じです。

アクロポリスの丘には、他にもこんな建物が。

そしてささやかなことですが、ちょっぴり感動したのが、パルテノン神殿の裏の自販機の水の価格が0.5ユーロ(約80円)だったこと。まさに世界一の観光地で、いつも通りの値段で水を売るアテネ。すばらしいです。

アクロポリスの丘の上はゆったり鑑賞できましたが、どうも出入り口の混雑は避けられないようですね。

さて次に向かったのは、アテネ・パナシイコスタジアム。古代競技場跡地の上に建てられた、第1回アテネ近代オリンピックの会場です。

観客席一番上から見ると、こんな感じ。

トラックが縦長ですが、これは古代オリンピックに倣っているそうです。

かなり気温が上がっていましたが、トラックを真剣に走る人の姿もいました。近代オリンピック発祥の地で走るのは一生の思い出になるんだろうなぁ。

そしてトラックに立つ大理石に刻まれた1896 年からのオリンピック開催地。もちろん1964年と2020年にはTOKYOの文字も記されていました。

お腹も空いてきたことだし、ここらから一旦市内中心部に戻ってランチをいただくことにしました。

ぶらぶら歩いていると、オリーブの木に覆われた素敵なレストランを発見。

ここでオーダーしたのはフェタチーズがいっぱいかかったグリークサラダとビール。サラダの中にはこんがり焼いたピタパンが入っていて、これ一皿でボリューム満点でした。

このあとはしばらくお土産探しをしました。というのも12ヶ国に及ぶの旅だったので、移動中はできるだけ荷物を減らそうと、ここまでほとんど買い物をしてこなかったのです。

ところでアテネ中心地には、ショッピンモールや大型スーパーはなく、ほとんどが個人商店。どこに何があるかもわからず、入り組んだ道をあちこち歩き、まず見つけたのがおもちゃ屋さん。最愛の2人のお孫ちゃんへのお土産を買いました。

そして次はショーウィンドウに魅力的なテーブルセンターを見つけ入店したところ、とっても素敵なお姉様方と意気投合。いっぱいおまけをしてもらって良い買い物ができました。

その後また街をぶらぶら歩いていると目の前に楽器屋さんが・・・

今回の旅では探してもいなかったのに、楽器屋さんの方から現れてくれるとは、まさに運命!

実は私は、「旅で出会った楽器を買う」という趣味があり、これまでもジャンベやタンボリン、トーキングドラムやフレームドラム、鈴やシェイカー、トライアングルなどなど、いろんな楽器を連れ帰っているのです。

楽器屋さんで見つけたのは、美しい花柄のダラブッカ(一番右の太鼓です)。

やばい!また買いたい打楽器に出会ってしまいました。今回の旅は長期間&円安で、かなり予算をオーバーしています。それに今回は小さめのスーツケース。そもそも持って帰れるかどうかも怪しいところです。

すると、「ダラブッカなら、中が空洞だからそこに荷物を詰められるよ」と、ありがたーい?アドバイス。とりあえずパッキングしてみて、持って帰れるようなら、明日購入する約束をして店をあとにしました。

お土産はとりあえず目処がったったので、このあと新アクロポリス博物館に向かいました。

手荷物検査があり、かなり厳重な管理のもと紀元前の作品が並んでいます。次第に「紀元100年?新しいじゃん。」っと、完全に年代の感覚がバグりました。

そしてこの博物館の1番の見どころはは、発掘現場の上に建っているということですね。こちらの展示も見逃せないです。

夕食はアクロポリスの下にあるレストランへ。今夜はギリシャ料理のムサカと赤ワインをいただきました。

ちょっとラザニアに似た感じですが、パスタの代わりにマッシュポテトが挟まっています。これはこれで美味しいです。

さて、旅行も残すところあと2日。明後日はパッキングして飛行機に乗るだけということを考えると明日が最後という感じかな。でも今夜は鑑賞に浸る間もなく、ジャンベを持って帰れるかどうかあれこれスーツケースと格闘して夜がふけたのでした。

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