オランダ編

アムステルダム国立美術館でレンブラントを堪能 夜警も修復展示中

アムステルダムを訪れたら是非とも見たかった作品が、光と影の魔術師レンブラントの最高傑作「夜警」です。アムステルダム国立美術館の、いやオランダの至宝ともいえるこの作品が2019年7月から修復公開中なのです。逆に滅多に見られない光景かも・・・それではオランダ国立美術館の訪問記を書いていくことにしましょう。

トラムに乗ってアムステルダム国立美術館へ

ケルンでクリスマスマーケットを堪能した翌日、朝の列車でアムステルダムへ。ホテルに荷物を預けて、さっそくアムステルダム国立美術館へ向かいました。

まずはアムステルダム中央駅の前の自動券売機で、24時間の地下鉄・トラム・バス等乗り放題のチケットGVB24を8€で買います。

アムステルダム中央駅前のトラム乗り場ですが、最初は乗り場がAとBに分かれているのに気づかず、キョロキョロしてしまいましたが、わかってしまえば簡単でした。駅前の電光掲示板に、AB乗り場、行き先、時刻等が表示されているので、とてもわかりやすいです。

アムステルダム国立美術館の最寄り停留所は「Rijksmuseum」です。私は2番のトラムで向かいました。アムステルダムのトラムは、車内の掲示板に、現在、この先の停留所、到着予想時間などが表示されるので、とても便利で、安心して利用できます。

美術館でオーディオガイドレンタルは不要 日本語対応のアプリで無料オーディオガイドが利用できる

海外の美術館を訪れる際に、日本語のオーディオガイドがあればレンタルすることが多いのですが、ここアムステルダム国立美術館ではその必要がありません。なぜならスマートフォンの無料アプリで、オーディオガイドとまったく同じ内容を視聴することができるからです。「Rijk museum」で検索すればすぐに出てきます。

レンブラント没後350年記念特別展 「レンブラントとベラスケス」に感激

わたしが訪れた2019年12月は、レンブラント没後350年の特別展「レンブラントとベラスケス」が開催されていました。まさにオランダ絵画の黄金時代における、オランダとスペインの巨匠対決です。同じテーマで2人の作品が対峙するように展示されているのです。 なんと贅沢!これを見れただけでも来た甲斐がありました。どの作品も対比することで、レンブラントらしさ、ベラスケスらしさが際立ちますね。(1.左Velazquez :右Rembrandt 2.左R:右V 3.左V:右R 4.左V:右R)

常設展にはレンブラント、フェルメール、ゴッホ オランダ出身の画家ってやっぱりすごい

アムステルダム美術館には、冒頭で紹介したレンブラントの夜警以外にも、フェルメール が4作品、ゴッホの自画像、ゴヤなど、見所が沢山あります。しかし夜警は修復中にもかかわらず、その様子も含めて見せてくれるなんて、オランダ人が、どれほどこの作品を大切に思っているのかが伝わります。

それ以外にも、デルフト焼きの絵画や陶磁器、ドールハウス、長崎の出島に関するものなんかもあり、たっぷり楽しむことができました。

ゴッホの作品は少なめですが、それは明日、目と鼻の先にあるゴッホ美術館で満足させてもらうことにしましょう。