ニュージーランド編

トランジットを利用して、フィジーのナンディ市街地にちょこっと旅。


今回のニュージーランド旅にはおまけがあって、その名も「フィジーちょこっと旅」です。

エアラインはFiji Airwaysだったので、行きも帰りもフィジーのナンディ空港でトランジット。帰りの便は朝10時にナンディ空港に到着し、夜中の11時55分に出発なので、約10時間ナンディに滞在することができるのです。ちなみにフィジーは初上陸。これは楽しまないわけにはいきません。

フィジーで訪問国は46ヶ国目。50ヶ国達成にまた一歩近づきました。

フィジーのナンディ空港に到着し、まず両替所へ行き、現金を調達しました。

次に向かったのは手荷物預かり所。今回のフライトは受託手荷物なしのチケットだったので、機内に持ち込んでいた旅の荷物が詰まったリュックを預けました。

さて身軽になり準備万端。ナンディ市内を目指しました。

ここからほとんどの観光客の人は、タクシーでリゾートホテルに向かうのですが、私が行くのはローカルタウン。それならやはり現地のバスを利用したいですね。

しかし空港周りにバス停が見当たらず、インフォメーションのお姉さんに尋ねることにしました。

すると、ローカルバスは空港から5分ほど歩いた場所にある「フィジーゲートウェイホテル」前の大きな道沿いにある、と教えてくれ、「現金が必要だから準備してね」とアドバイスをもらいました。

空港を出ると、もうそこは南の島。青空の眩しさが、日本ともオークランドとも違う!

バス停はすぐに見つかりましたが、特に何の案内も無いので、先に待っていた女性に尋ねたところ、ナンディ市内に行くバスはここから乗車できるということで一安心。

バスに乗車すると、座席は今まで見たことのない左右にそれぞれ3人掛けのタイプ。南国のローカルバスという感じで気分が上がります。

最初は車窓をのんびり眺めていましたが、どこにナンディ市街地があるのかわからず乗車したことに気づき、かといってこのタイプのバスだと、気軽にトコトコ運転手さんに聞きに行けない。とりあえず大きなショッピングセンターが見えてきたので、この辺りかも?と降りてみることにしました。

しかし近くに目ぼしい建物はなく、とりあえずスーパーで、手持ちのドルで水を買って現地紙幣を手にしました。あらかわいい!かもめが描かれているなんて。

そういえばナンディ市街地には寺院があったと思い出し、Google mapで検索してプロット。そこを目指すことにして、先ほど降りたバス停からバスに乗車しました。

しかし乗り込んだバスはほぼ満席。バス内を見回していると、最前列の怖そうなおじさんがすっと窓際にずれ、座敷を叩いてここに座るようにと促してくれました。

おーありがたい、しかし笑顔がない強面のおじさんにちょっぴり慄く私。

しかし降り際に私が「Thank you!」と挨拶すると、おじさんは満面の笑みを返してくれました。改めてコミュニケーションすることの大切さを感じたのでした。

さて到着したのは終点のバスターミナル、帰りもここから空港行きに乗れば良さそうです。ただ何の標識もないので、帰りは聞きまくり作戦で乗車するしかなさそうです。

バスターミナルのすぐ隣に大きな野菜を扱うマーケットがあり、まずはそこをぶらぶらしました。

長ーいオクラは現地語でもオクラ。お店の人ともオクラ〜で盛り上がりました。

ピーナッツや果物、お店の人は控えめに勧めてくれますが、残念ながら日本には持って帰れないのよね〜。

マーケットを抜けると、バスターミナル側ではなくこちらが正面限界だったようです。

ここからは本格的にナンディの街歩き。

ナンディのお買い物の目的の一つがアロハ探し。実は私はラテンビッグバンドに所属しているので、可愛いアロハは何着あっても嬉しいのです。

お店の女の子に見立ててもらいながらあれこれ試着して、良い買い物ができました。

次に向かったのはナンディの唯一の観光スポットであるスリ・シヴァ・スブラマニア寺院です。ここはヒンドゥー教の寺院で、写真は絶対厳禁。門の外からの撮影も止められました。入り口で献金をして、靴を脱ぎ院内に入りましたが、コンクリートの地面はかなり熱く、アチチチ!となりながら回りました。

素朴な感じの寺院でしたが、かなり厳しく監視している印象でした。宗教施設はまさに郷に入れば郷に従え。尊敬を持ってお参りさせていただきました。

その後は街中にある、ちょっとしたお土産ストリートのようなところで、いつものように打楽器を物色しました。一つ気になったのが、木をくり抜いた船のような形の打楽器ですが、ここでは現金しか使えないため断念しました。

ところが通りかかった民芸品屋さんに同じ打楽器があるのを発見し見ていたところ、表にいたおじさんを連れてきて、本物の方の大きな打楽器で演奏を披露してくれました。

単調なリズムパターンだったけど、この土地に受け継がれてきたリズムだと思うと、味わい深かったです。

ここではクレジットカードが使えたので、船の形の打楽器を購入し、リズムを奏でてくれたおじさんにも少額ながら投げ銭を渡しました。

帰りはバスターミナルでその辺にいた人に尋ねると、すぐに空港行きのバスが分りました。

ちょっと早めの夕食は、少し南国気分を味わえるリゾートホテルでと決めていたので、迷わずバス停前のフィジーゲートウェイホテルへ。

プールを眺めながらのビールはやっぱり最高。大好きなフィッシュカレーともよく合います。

あとはフライトの出発時間が近づくまでのんびり過ごすだけ・・・

ツギタビは春の台湾旅。旅の終わりに次の旅が待っている至福に感謝です。

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