20世紀を代表するスペインの画家と言えば、ピカソ、ダリ、そしてミロですね。バルセロナ観光の1日目にピカソ美術館、2日目にダリの美術館を訪れました。そして今日3日目は、ミロ美術館を訪れることにしましょう。
モンセラット観光でヘトヘトになりましたが、帰りのクーラーの効いた電車内で体力を回復しました。そしてミロのカタルーニャの太陽のようなアートに触れ、今日の疲れが吹っ飛びました。「やっぱりミロの絵、大好きです!!」
地下鉄Paral lel 駅でケーブルカー(フニクラ)のParc Montjuic駅に乗り換えます。この時注意して欲しいのが、改札を出ないで乗り換えるということです。私はいったん改札を出てしまい、係員の人に頼んでまた改札内に入れてもらいました。
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1〜2分歩くと、ケーブルカー乗り場が見えてきます。
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Montjuic駅に到着しました。
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駅前にミロ美術館への案内標識が出ています。標識の行き先はFundacio Joan Miro (ジョアン・ミロ財団)です。まっすぐ歩いた所にあるので迷うことなくたどり着けます。
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ミロ美術館です。もう5時を回っていますが、8月のスペインはまだ昼間の明るさです。
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ミロらしいオブジェが玄関でお出迎えしてくれます。
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美術館を回る前に併設のカフェでカップケーキとオレンジジュースをいただきました。
本当はアイスティーやアイスコーヒーが飲みたいところですが、海外でこうした飲み物はあまりポピュラーではありません。ウィーンでアイスコーヒーをオーダーして、チョコパフェみたいなのが出て来たことがあります。
冷たい物が飲みたいので、オレンジジュースで我慢することにします。
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さてそれでは展示室に向かうことにしましょう。
”永遠の子ども”といわれるミロの絵画は、一見簡単だけど、理解するのはとても難しそう。やはりオーディオガイドは必須ですね。
ミロは1893年、ここバルセロナで生まれました。子供の頃から描くことが好きだったミロは、商業学校で学びながら美術学校にも通っていたそうです。その後18歳の時にミロは腸チフスに罹ってしまいます。しかし療養のために過ごしたカタルーニャのモンロッチでの生活が、ミロに画家になることを決意させます。
災い転じて福と為す。病衣をきっかけに自分の本当にやりたいことにきづいたのですね。
画家として活動を始めた後も、ミロは毎年のように夏はモンロッチで家族と過ごしていたようです。ミロにとってモンロッチの自然は、作品を作り出すエネルギーの源だったのかもしれませんね。
初期の作品は、モンロッチの絵がいっぱいです。
ミロっぽい絵ではないけど・・・
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ミロにしてはめずらしい普通の人物画、かわいい。
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ミロというと、子どもが描いたような自由な画風が特徴的ですが、私はそこに、いろんな決まりごとを解き放ち従来の絵画の概念を覆すようなのびやかさを感じます。自然の中に存在するものの形を記号に変えてキャンパスに描くという発想は、現代ではそれほど違和感なく感じられますが、約100年前にミロが作品を発表した当時は、とても大きな衝撃を与えたのではないかと思うのです。
何事もそうですが、後から真似をすることは簡単ですが、それを最初に作り出す人は本当に凄いとですね。
ミロはパリでシュルレアリスムの運動に参加したことから、シュルレアリストとみなされたこともあったようですが、はっきり言って、シュルレアリスムよりぶっ飛んでます。もともと超える(シュル)はずのレアリズム自体がないですもんね。
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ミロらしい絵、太陽と女性が描かれていますね。
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これは思い出の額に入れた絵だそうです。
額に負けずと劣らずのユニークさがありますね。
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むむむ。これは?
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巨大なタペストリー。 もふもふした手触りや立体感から受ける印象も、ミロは計算済みだったようです。
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屋上には不思議可愛いオブジェがいっぱいです。
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フォークが頭に刺さってる?
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簡単すぎる・・・
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ミロ美術館の企画展は、現代アート作家2人の作品が展示されていました。
サブカル感満載です。
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ペッパー君の映像作品。
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今日で長かったスペインの旅も終了です。
最後の夜は Disgonal駅から徒歩5分の場所にある、生ハムの専門店レストランの「andreu」を訪れました。
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他でも生ハムを食べましたが、美味しさの次元が違いました。カウンターがあるので一人でも気兼ねなくレストランで食事ができます。超オススメです。
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