一人旅 スペイン編

ソフィア王妃芸術センターへ プラド美術館のすぐ近くなので、はしご鑑賞も可能

プラド美術館を満喫した私ですが、今日はもう一つ美術館に行きたいと思います。

ピカソのゲルニカが展示されているソフィア芸術センターです。

ソフィア芸術センターへはプラド美術館から歩いていけます

プラド美術館からアトーチャ駅方面へ戻り、ちょうど角を曲がったところにソフィア王妃芸術センターはあります。

裏側の入り口はアトーチャ駅のほとんど目の前です。

ソフィア王妃芸術センターは、もとは病院だった建物を改築して作られたということです。裏側(駅側の入り口)の方が現代アートの美術館らしい作りになっています。

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メインの入り口は、こんな感じです。

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ソフィア王妃芸術センターは、

月〜土の19:00〜

日曜日の15:00〜 (火曜日は休館)

だと無料で入館できますが、ゲルニカをゆっくり見たかったので有料の時間に入館しました。

企画展は「ピカソのゲルニカへの道」

パンフレットは英語版のみで、3階は「Temporary Exbitions(一時的な展示)」と書かれてあるので、企画展のフロアーのようです。

ピカソ、ダリ、ミロはすべて2階(日本の3階)に作品があります。

また2階の約半分を占めていた展示は、パンフレットによると「Until September 4,2017(2017年9月4日まで)」と期間の指定があったので、ゲルニカ以外のピカソの作品は時期によって展示内容が変わるということなのですね。

なのでここから書く内容は、これから行かれる方のあまり参考にはならないかもしれませんが、とても良い展示だったので少し書かせてもらいます。

展示のタイトルは

Pity and Terror . Picasso’s path to Guernica

(哀れみと恐怖  ピカソのゲルニカへの道)

まさにそのタイトル通りの展示でした。

一番最初の展示室に入るとすぐに目に飛び込んできたのは、1937年の実際ゲルニカの爆撃の後の映像。ちょうど子どもが瓦礫の下から助け出される映像で、ピカソのゲルニカと重なりました。

ピカソは当時、パリ万博のスペイン館の壁画の製作を依頼されていましたが、製作をするかどうかも決まっていなかったということです。しかしドイツナチス軍によるゲルニカの無差別爆撃を新聞記事で読み、このゲルニカ爆撃を主題に選んだということなのです。

またこのゲルニカは、製作過程を、当時の恋人であったドラが写真で撮影しているという点でも有名な作品です。

ゲルニカはパリ万博で発表された当時は、それほど大きく評価を受けた作品ではなかったようなのですが、その後現代アートの作品として高く評価をされ、アメリカやヨーロッパで巡回展示されました。そして1960年ごろから、現在のように、反戦平和のシンボルとしての評価を受けるようになったようです。

長い間ニューヨークのMOMAで展示され、1981年にスペインに返還された経緯など、

興味のある人は、原田マハの「暗幕のゲルニカ」を読むと面白いと思います。

あくまでも小説ですが、事実と重なる部分も多いです。

さて展示ですが、ゲルニカの製作の過程で書かれた素描や習作、同時代の作品が所狭しと展示されていました。

(写真は、写真撮影ができないのでネットからの引用です)

https://i.pinimg.com/236x/fc/44/4d/fc444dfdb78b6cfb87b8a8c895d2f175--guernica-pablo-picasso.jpg https://i.pinimg.com/736x/7b/2f/df/7b2fdf7c24f47ebbbcb304692dfba766--dora-maar-guernica.jpg

もちろんドラが撮影した、ピカソがゲルニカを製作している写真、ゲルニカの横に立つ写真もありました。

ゲルニカを見るために訪れたソフィア王妃芸術センターで、

「Pity and Terror . Picasso’s path to Guernica(哀れみと恐怖 ピカソのゲルニカへの道)」の展示のを見られたというのは、この上ない体験だったように思います。

ゲルニカとの対面に感動しました

そしていよいよお待ちかねの「ゲルニカ」です。

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大きさは、よこ349cm × たて777cm の大作です。

まずはその大きさに感動します。

今そこで見たばかりの断片的な習作が、一枚の大作の中に集約され、さらに大きなエネルギーを持つことを目の当たりにしました。

また入り口で見たゲルニカ爆撃の映像も重なり、ピカソが、祖国スペインが爆撃により、多くの命が失われた悲しみに触れ、芸術家としてこの作品を作った彼自身の中から湧き出るエネルギーも感じました。

やっぱりピカソはすごいですね。

ピカソゾーンを抜けると、中庭をぐるっと囲む感じで小さな展示室が並んでいます。まさに歴史ある病院という感じです。(病室というほど狭くはないです)

ここにダリやミロの作品が展示されています。数は少なかったですが、良い作品がありました。

そうこうしているうちに、無料のお客さんがたくさん入ってくる7時になったので退館することにしました。

今日は歩きすぎたせいで、早くホステルに帰りたい気分。

夕食は通りかかったカフェで、シナモンロールとコーヒーで軽く済ませることにしました。

しかしホステルの近くまで帰ってくると、広場がなにやら楽しそうな感じ。

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たくさんの若者がフットサルやバスケを楽しんでいます。

ちょっとアートな写真も撮ったりして。

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今朝マドリードに到着して、プラド美術館、ソフィア王妃芸術センターを堪能するという夢のような1日でした。

さて、ホステルに帰ることにしましょう。