今日はシラクーザに日帰り旅行。昨日のタオルミーナとは逆方向、シチリア島の東海岸を南下して向かいます。

昨日は列車のチケットがすんなり買えたので、若干のんびりとアパートを出発したら、駅の窓口には長蛇の列。

券売機は空いていたので購入しようとしたところ、何度やってもカード決済の時点でアウト。だからみんな窓口に並んでいたのね。

というわけで、そこから長い列の後ろに並ぶことに。

並びながら、Trenitaliaのアプリでのチケット購入にチャレンジしたものの、こちらもうまくいかない。

間に合わないかも・・・と心配になりましたが、なんとかギリギリ予定通りの列車に乗れました。乗り遅れれば、次の列車は2時間後、助かった〜。

やはり時間に余裕を持った行動が大切だと痛感しました。

シラクーザには1時間20分ほどで到着。シラクーザは見どころが多いので、どのルートにするか悩みましたが、今回はオルティージャ島だけを回ることにしました。

駅からオルティージャ島へは、花がいっぱい咲いた気持ちの良い道が続いていました。

カフェもたくさんあり、いろんな味のアランチーノ(ライスコロッケ)が売られていて、食欲をそそります。

途中でハーバーを見つけ、橋を渡ると、遠くにドーム型の涙の聖母教会を見つけることができました。次の機会に訪れることにしましょう。

ちょうど道路を挟んだ反対側には、アルキメデスの像が立っていました。

というのも、シラクーザは、紀元前に古代ギリシアの植民都市として建設された都市。そしてその繁栄はアテネを凌ぐほどだったそうです。9世紀にイスラム支配によりパレルモに都が移るまで、シラクーザはシチリアの中心として栄えた都市なのです。そしてアルキメデスは、ギリシャ本国ではなく、なんとシラクーザの出身。アルキメデスはシチリア人だったのですね。

オルティージャ島に入るとすぐに現れるのが、アポロ神殿。紀元前6世紀頃に建てられた、シチリアでも最古のドーリア式神殿の跡地です。

ローマで街中に古代ローマの遺跡が出現した時も驚きましたが、こちらは紀元前6世紀のギリシャ神殿。恐るべしシラクーザの歴史!

遺跡から向かって左手にはマーケットが続いていました。観光客が多いせいか、色とりどりのお土産がたくさん並んでいて、観光客には嬉しいマーケットです。

値段も手頃で欲しいものがたくさん。ここではシチリアらしい柄のテーブルクロスを2枚購入しました。イタリア料理を食べる時のテーブルが華やかになりそうです。

ここから少し歩くと、彫刻と噴水が美しいアルキメデ広場に到着しました。アルキメデスの名前がついた広場です。

ドゥオーモです。ドゥオーモはバロック様式の外観も素晴らしいのですが、中に入ると、唯一無二の教会であることがわかりました。

ドゥオーモは、紀元前5世紀に建てられたアテナ神殿の遺構を利用し、7世紀にキリスト聖堂に改築されたそうです。

2000年以上前の太いドーリア式の柱が今も教会を支えている姿は圧巻でした。

さてここからはランチのお店探しです。一応プロットしておいたお店に足を運び、実際にお店の雰囲気やメニューを見て決めるというのがいつものスタイル。

そこで今日のランチは「Da Mariano」に決まり。

いつも通りメッシーナからスタート。続いて白のハウスワインをデカンタのハーフリットルで。

ここで、おまけと言ってガーリックトーストがやってきました。

夫とそれぞれが、パスタ・コン・レ・サルデ(イパスタ・コン・レ・サルデ(イワシのパスタ)とシラクーザの前菜盛り合わせを頼んだのですが、「どちらも美味しいので、ぜひ2人でシェアしてください」と、取り皿もサーブされました。レストラン側から言ってくれるなんて、なんと嬉しい。

カポナータも冷たいジャガイモのオムレツも、そして昨日に引き続き、イワシのパスタも美味しかった〜。

食後には、クッキーとドライジンジャーもお口直しにとサービスしてくれました。

これで合計47ユーロ。さすがのシチリア価格です。

食後はドゥオーモ広場に戻り、サンタ・ルチア・アッラ・バディア教会を訪れました。ここには、なんとカラヴァッジョの「聖ルチアの埋葬」があるのです。いや、あるはずだったのです。

今回のシラクーザ観光でいちばん楽しみにしていたのが、カラヴァッジョ作品と、美術館ではなく、教会で出会う体験。

しかし残念ながらそこには複製が・・・ものすごく残念、がっかり。

このあとは海のプロムナードを歩き、

そしてアレトゥーザの泉へ。

ここは、ヨーロッパでも数少ない、野生のパピルス(世界最古の紙の原型)が自生する場所です。泉の水面には、青々としたパピルスが茂っていました。

そしてこの泉は、古代ギリシャ神話にも登場する伝説の泉。女神アルテミスに仕えていた妖精のアレトゥーザが、アルテミスによって泉に姿を変えられたという言い伝えがあるようです。

この辺りで、シチリア名物のリモーネのグラニータでちょっと休憩。

この辺りで観光はおしまい。シラクーザは今回訪問したシチリアの各都市の中でも、特に気に入った場所でした。もしちょっと住むとしたら、こんな街かなぁ、なんて言いながらカターニアに帰りました。