昨日はトロペアからサレルノへ移動して、今日からいよいよ本格的なアマルフィ海岸の旅がスタートします。

今日向かうのは、今回の旅の本丸ともいえるアマルフィ。サレルノからアマルフィへは、バスという方法もありますが、私は海からアマルフィへ向かうことにしました。

今回滞在したアパートタイプのホテルは、サレルノ駅から旧市街に向かって伸びる歩行者天国、ヴィットリオ・エマヌエレ通り沿い。

フェリー乗り場までも歩いて行ける距離なので、とても便利でした。

朝から快晴。今日も良い天気になりそうです。

ただ、真夏のアマルフィ海岸。日中はかなり暑くなることが予想されるので、少しでも涼しいうちに観光を始めようと、08:20発のフェリーに乗ることにしました。

ハイシーズンなので、サレルノからアマルフィまでの船のチケットは売り切れることもあるかもしれないと思い、今回はあらかじめネットで購入しておきました。

実際には、当日券を購入している人もいて、こちらの自動券売機からチケットを買っている人の姿もありました。

やってきたフェリーは、思っていたよりもずっと大きな船。

乗船すると、船内はほぼ満席でした。

青い海と斜面に張り付くように立つ家々。そして緑の山。これぞアマルフィ海岸、という景色が次々と現れます。

船に揺られながら景色を眺めていると、30分ほどで、遠くにアマルフィの街が見えてきました。

少しずつ街に近づいていくにつれて、建物がだんだん大きくなっていきます。海から眺めるアマルフィは、まるで山と海の間に街がすっぽりと収まっているようです。

アマルフィに到着。

上陸し、街の入口の門をくぐり少し歩いていくと、

すぐにアマルフィ大聖堂が姿を現しました。正式には「聖アンデレ大聖堂」、アマルフィのシンボルともいえる教会です。

階段の上にそびえる姿は、海から見たアマルフィとはまた違った迫力があります。

ただ、この日はちょっと残念なことが。

大聖堂の特徴の一つでもある大鐘楼が工事中で、すっぽりとカバーに覆われていました。

それでも、白と黒の幾何学模様やモザイクで飾られたファサードはとても美しく、アマルフィに来たことを実感させてくれます。

この大聖堂は、ロマネスク様式をはじめ、アラブ・ノルマン様式、バロック様式など、さまざまな時代の様式が重なっているのが特徴です。

大聖堂の内部は18世紀ごろの改修でバロック様式になっていて、色鮮やかな大理石や豪華な天井画で飾られていました。

けれど、私がそれ以上に心を惹かれたのは、階段を下りた先にある地下のクリプトでした。ここには大聖堂の名前の由来である聖アンデレの聖遺物が安置されています。

中央には聖アンデレのブロンズ像。

そして何より印象に残ったのが、天井に描かれた、キリストの受難を描いたフレスコ画です。

ところで、アマルフィは海辺のリゾートでもあるため、ビーチで過ごす観光客も多い街。そのためでしょうか、地下のクリプトでは、帽子を脱ぐことや、肩や膝が大きく露出した服装を避けるよう注意を受けている人を何度も見かけました。アマルフィの人々にとって大切な場所であることが伝わりますね。

少し街をぶらぶらした後、次に向かったのは、アマルフィの市街地を一望できる高台です。

わざわざ高台に向かう人は少なく、地元の人や配達の人とすれ違いながら階段を登っていくと、目の前にアマルフィ大聖堂の鐘楼と、その向こうに青い海、海を行き交うボートの姿が広がりました。

鐘楼の覆いが本当に残念ですが、心洗われる風景を楽しむことができました。

ここでゆっくり景色を・・・と思っていたのですが、途中ですれ違ったグループが、私たちが移動するのを待っています。どうも彼らは、日本のテレビの撮影クルー。案内役のイタリア人女性とここに登ってきたようです。

景色を少し楽しんでから、「お待たせしました〜」と挨拶すると、日本人だとは思われていなかったのか、少しびっくりされました。

さていよいよアマルフィランチの時間です。ちょっと覗いたレストランはやはり観光地価格のうえ、少し落ち着かない雰囲気。観光地だから仕方ないけど、できれば味も雰囲気も、そして価格も妥協したくない・・・と迷っていると、隣町の「アトラーニ」行きの歩行者用のトンネルを発見。

海から見た様子では険しい岩に阻まれていましたが、やったー、徒歩で行ける!

慌てて調べると、アトラーニにも良さそうなレストランがありそう。というわけで、アトラーニ行きが決定。

長いトンネルは、関門海峡の地下トンネルを思い出させましたが、距離は関門海峡より短くて一安心です。

少しアトラーニをぶらぶらし、Googleマップを頼りにレストランに向かうと、いくつかのレストランが並ぶ良い雰囲気の広場に出てきました。

この中で1番賑わうレストランが好みだったので、今日のレストランはIl Birectoに決定。

メニューにPERONIビールのCHILL LEMONを発見してオーダー。暑い夏の日のランチのお供にぴったりでした。

今日はさっぱりとカプレーゼとズッキーニのスパゲッティ。そして白ワインのハーフリットルのデカンタ。

お会計は60ユーロでした。

ランチの後は、アトラーニの山の上にある小さな教会を目指して登ってみることにしました。

山の上の教会行きは、疲れたため途中で断念したのですが、この絶景を見ることができ、やっぱり登ってきてよかったと思いました。

レストランのあった広場に降りてきて、アラトーニのビーチへ。

そしてまたトンネルを通ってアマルフィに戻ってきました。

午後のアマルフィは人でいっぱい。

隣町のアラトーニはゆったりランチを食べられて、値段もリーズナブル。ランチはアマルフィからアラトーニへ。これは大いにありだなと思いました。

船の時間までボート乗り場近くのカフェで、コーヒーを飲んで時間潰し。

帰りは予約していた16時15分発のサレルノ行きの船に乗船し、帰路につきました。

明日はポジターノ。アマルフィ海岸の船旅が続きます。