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「オラファー・エアリソン ときに川は橋になる」の「サンライト・グラフィティ」の整理券の取り方と体験レポート

昨年のミナペルホネン「つづく」展以来、久しぶりに東京都現代美術館を訪れました。今日は一番人気の「オラファー・エアリソン ときに川は橋になる」展の中から、参加型展示である「サンライト・グラフィティ」の整理券の取り方と体験記をレポートしたいと思います。

サンライト・グラフィティの整理券の取り方

私が訪れたのは、6月13日の土曜日です。サンライト・グラフィティの整理券を確実に取りたかったので、開場の約20分前に美術館に到着しました。すでに30人くらいの人が、間隔を開けて並んでいました。並んでいる間にスタッフが検温をしてくれるので、あとはスムーズでした。

入館後、私はチケットを持っていなかったので、まずはチケット購入のレーンに並びました。前売り券やMOTチケットを持っている人は、直接展覧会会場に向かっていました。

いよいよ展覧会会場に入ります。整理券は、9番の「サンライトグラフィティ」の展示室(下の地図のピンクの☆印)で配られるので、入場してそのまま展示室に向かいます。

9番の展示室を通り過ぎることはないと思いますが、念のために、一つ前の展示室の写真を貼っておきますので、参考にしてください。「サンライト・グラフィティ」はこの次です。

いろいろ魅力的な展示を素通りすることになりますが、整理券を取った後でゆっくり鑑賞できるので、まずは「サンライト・グラフィティ」に向かいましょう。

9番の「サンライト・グラフィティ」のついたてのところで、スタッフの方が整理券を配っています。私はちょうど1時間後くらいの整理券をいただくことができました。なおその際に、体験後のアンケートの回答の承諾を確認されます。

スタッフの方に、遅い時間帯の整理券をもらった場合の注意点について確認したので、それもここに書いておきたいと思います。

① オラファー・エアリソンの展覧会から退場して、ほかの展覧会を見るなどしても構わない

② いったん退出し再入場の際、展覧会に長蛇の列ができるなどして、予約した時間に間に合わない場合は、スタッフに相談して入れてもらう

③ 予約した時間にいない場合、他の時間に振り替えることはできない

午後になると、オラファー・エアリソンの展覧会には、長蛇の列ができていました。

サンライト・グラフィティを体験して

サスティナブルなアーティストとして有名なエアリソンですが、「サンライト・グラフィティ」は、エアリソンの代表的なプロダクツである「リトルサン」というソーラーライトを使い、2人1組で光のドローイングをするというものです。ネタバレが無いように、少しだけご紹介しますね。

私は一人で訪問していたので、相手は初めて会う方でした。リトルサンには2種類あり、1つは白くて明るいライト、もう一つはオレンジのやや暗いライトで、どちらか一つを選ぶように言われます。私は白い方を選びました。スクリーンの前に立ち、さっそくスタートです。

ガイダンスはスクリーンに映像で表示され、音や音声は一切ありません。セッションは3つあり、それぞれ2分間ずつとなっています。

体験後はiPadでアンケートに答えますが、私にとっては、これが作品を理解する上で、とても貴重な時間となりました。興味のある方は、ぜひ体験してアンケートに答えてみてください。

私のおすすめは、来場前の予習

すでにいろんな媒体で紹介されているように、エアリソンの展覧会は魅力的な展示がいっぱいです。

私がお勧めしたいのは、来場前に予め作品の解説を読んでおくことです。展示室には作品のタイトルや解説は一切なく、すべて手元の「展覧会解説シート」を見ながら回ることになります。展示室によっては暗くて紙を読みづらい場所もありますし、なんといっても、予め読んでおくことで、作品への期待と愛着が膨らみますね。あとお連れの方へもちょっぴり知識を披露をできます(笑)

最後になりますが、「サンライト・グラフィティ」は、整理券が無くても、展示室の中に入って見学することができます。他の人の体験を見るという体験も、また面白いと思います。