今日はカターニアから、次の目的地、カラブリア州のトロペアへ向かいます。

まずはカターニア中央駅を出発して、メッシーナ駅へ。そして列車ごとメッシーナ海峡を船で渡って、イタリア本島の玄関口ヴィラ・サン・ジョヴァンニ 駅へ。その後列車を乗り換えてトロペア駅というルートです。

シチリアにいる間、何度も飲んだ「メッシーナビール」。その名前の由来となった街、メッシーナを通るのも、ちょっと楽しみ。

カターニア中央駅を出発してしばらくすると、車窓に現れたのは、雄大なエトナ山。

カターニア滞在中、なかなか見ることができなかったエトナ山ですが、今日は青空の下、白い噴煙をゆっくりと空へ伸ばす雄大な姿を望むことができました。

列車はシチリア島の東海岸を北上しメッシーナ駅〜メッシーナ海峡へ。

そしてシチリア島とイタリア本土の間にあるメッシーナ海峡を渡るため、列車ごとフェリーに積み込まれていきます。

いつか体験してみたいと思っていた、この「列車ごと船に乗る旅」。実際に乗ってみると、やっぱり面白い!

列車の扉が開くと、ほとんどの乗客は列車から降りて、船室や甲板へ向かいます。

私も甲板に出てシチリア島にお別れをしました。

甲板から下を見ると、列車の車両が、左右2つの線路に分かれて船内に収納されている様子が、よくわかりました。

「本当に列車が船に乗っている!」実際に目の前で見ると、なんとも不思議な光景です。

船室にはカフェがあり、椅子に座ってのんびり過ごす人も。

ほかのフェリーとすれ違う姿も見ることができました。

対岸に近づくと、乗客は再度列車に乗車します。そして船が接岸すると、乗客を乗せた列車はイタリア本土に上陸し、ヴィラ・サン・ジョヴァンニ 駅に到着しました。

私たちは、ここで次の目的地であるトロペアに向かう列車に乗り換えです。

ホームから海の方を見ると、メッシーナ方面に向かう列車がちょうど船に入っていくところでした。

列車が半分入ったところで切り離し、バックして、残り半分が格納されていく様子を見ることができました。

乗り換えの時間は1時間半ほどあったので、駅ナカのカフェで軽くランチをしました。

いただいたのは、アランチーノとメッシーナビール。アランチーノは注文すると、ちゃんと温めてくれました。

ここからトロペアまでは、カラブリア州の海岸線を走ります。

車窓からは青く輝く地中海。

シチリア島を離れた寂しさも少しありましたが、今度はカラブリアの美しい海岸線が楽しませてくれます。こうして車窓を眺めながら移動できるのも、イタリアを列車で旅する楽しみの一つですね。

トロペア駅に着くと、元気いっぱいの女性オーナーが車で迎えに来てくれました。

話を聞くと、お父様が長年営んできたB&Bを手伝うため、昨年トロペアに戻ってきたのだそうです。ホテルとはまた違う、家族経営のB&Bならではの温かさを感じます。

宿に到着すると、さらに嬉しいおもてなしが待っていました。お母様手作りのケーキと、お庭で採れたばかりのいちじく。

これがどちらもとても美味しい!長い列車旅の後だったこともあり、ほっと一息つくことができました。

しばらく部屋でのんびり。……と言いたいところですが、実はトロペアの滞在は今日一日だけ。少し休んだところで、街歩きに出かけることにしましょう。

美しい海と断崖の上に広がる街トロペア。これからどんな景色に出会えるのか、楽しみです。