シチリアから南イタリアへ途中で1泊するならトロペアがおすすめ。コンパクトな街に魅力がいっぱい。

シチリア島のカターニアから、アマルフィ海岸観光の拠点となるサレルノまで、鉄道で一日で移動するのはなかなか大変。そこで、途中の滞在先に選んだのがトロペアです。日本人にはまだあまり馴染みのない街ですが、トロペアはカラブリア州を代表するリゾート地のひとつ。
今日滞在するB&Bにチェックインして、ちょっとコーヒーブレイクしてから、さっそく旧市街へ向かいました。
旧市街に入った店先で真っ先に目にしたのが、カラブリア州の特産品である赤玉ねぎ。丸々とした赤玉ねぎが、あちこちのお店にたくさん並んでいました。

トロペアの赤玉ねぎは甘みが強いことで知られているそうです。これは今晩、ぜひ食べてみたい!
旧市街のメインストリートをそのまま歩いていくと、やがて道は行き止まりに。

ところがそこから先に広がっていたのは、これぞトロペアという絶景でした。

目の前には青い海と白い砂浜。高台から、海岸線を一望することができました。
実はトロペアは、海に面した断崖の上に造られた街なのです。高台に広がる旧市街と、その下に広がる美しいビーチ。この高低差こそが、トロペアならではの風景を作り出しているのですね。
そして、その景色をさらに印象的なものにしているのが、ビーチの先に見える小さな岩山。

その上に建っているのが、トロペアのシンボルともいえるサンタ・マリア・デッリゾーラ聖堂です。
ここから見る夕陽が素晴らしいというので、夕方になったら聖堂へ行ってみることにしましょう。
それまでは、トロペアの旧市街をぶらぶら。こぢんまりとした街なので、特に目的を決めずに歩くのも楽しいところです。

予期せず素敵な教会に出会ったり……


そしてイカしたおじさんが、慌ててサングラスをかけてポーズを作ってくれたり(笑)。

こういう思いがけない出会いが、街歩きの楽しさですよね。
ところで、トロペアには赤玉ねぎのほかにも、もうひとつ有名な特産品があります。それがンドゥイヤ。豚肉にたっぷりの唐辛子を加えて作る、柔らかなペースト状のサラミです。

見るからに辛そうですが……ちょっと興味があります。
そして、ンドゥイヤに使われる赤唐辛子も、店先にたくさん並んでいました。

だんだん太陽が西に傾いてきました。そろそろビーチに降りて、アペリティーボを楽しむことにしましょう。

断崖の下から見上げるトロペアも、また美しい。

高台に並ぶ建物と、その下に広がる海。さっきまで上から見ていた景色を、今度は下から眺めることができます。
さて、いよいよ夕陽を見るために、サンタ・マリア・デッリゾーラ聖堂へ。

ところが、聖堂の門の前まで来てみると・・・まさかの閉門時間を過ぎていました。営業時間のことなどまったく考えていなかった、これは完全にこちらのミス。
聖堂の内部を見ることはできませんでしたが、そもそもの目的は、ここから見るサンセット。気を取り直して、高台へ戻ることにしました。
そして、このサンセット。

西側に海が開けたトロペアならではの風景です。
真っ赤に染まっていく太陽が、本当に素晴らしい。

いつまでも見ていられそうです。
しかし、この後にはもうひとつ大切なミッションが残っています。夕食のレストラン探しです。
昼間に歩いていて気になっていたレストランへ向かい、夜の雰囲気をチェック。そして今夜のお店は「トラットリア・トロペアーナ」で決まり。

もうアペリティーボは済んでいるので、まずは白ワインから。

こちらのお店のハウスワインは、オリジナルボトルで登場しました。
サーブされたパンが紙袋に入っているスタイルも、ちょっと嬉しい。

そして、トロペア風前菜の盛り合わせ。

ただ、これまでシチリアで「これでもか!」というほど盛り盛りの前菜を食べてきたので、比べてしまうと・・・,いやいや、おそらくこちらが通常モードなのですよね。
続いては、トロペアの名物パスタ、フィレイユをタコのボロネーゼソースでいただきました。

そして最後は、ンドゥイヤのフィレイユ。昼間に店先で見つけたンドゥイヤを、ここで実際に食べてみることにしました。

辛いものが苦手な私。恐る恐る口に入れてみると・・・確かに辛い!でも、その辛さの中にちゃんと旨みがあります。これはなかなか美味しい。トロペアの名物を、最後にしっかり味わうことができました。
お店の方の対応もとても丁寧で、これで合計76ユーロ。
カターニアからの長い移動の途中で立ち寄ったトロペアでしたが、街歩きも、海も、サンセットも、そして郷土料理も楽しむことができました。





