ツギタビ

次の旅はどこに行こうかな。これまでの旅の記憶とこれからの旅の記録。

豊島のアートをご紹介します。瀬戸内芸術祭以外の時期はのんびり楽しめます。

f:id:zoochan:20180403111940j:image午前中の犬島アートめぐりを終えて、午後は豊島に戻ってきました。

瀬戸内のガイドブックを読むと、直島の次に人気があるのがここ豊島(てしま)です。実は、私が訪問した3月下旬の平日は、豊島ではまだ本格的なオンシーズンにはなっておらず、アート作品が17作品のうち見学できたのは5作品のみでした。しかし見学可能な作品の満足度が高いので、物足りなさはありません。ただ宿題が残った感じがありますね。

今日は、このようなオフの期間でも、豊島がとても魅力的な島であるということをばっちりご紹介したいと思います。

 

家浦港にある観光案内所が親切でわかりやすい

家浦港の船のターミナルの手作りニットの椅子カバーに象徴されるように、豊島はいろんな場所で、島の皆さんの温かさが伝わります。

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ターミナル前の観光案内所の前には、今日の展示作品と営業しているレストランやカフェの情報が展示されています。

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島でもらえる「豊島マップ」と番号が合っているので、マップに簡単に書き込むことができて、豊島を回るときにとても役立ちます。

 

さかのぼって朝のことになりますが、犬島へ高速旅客船で行く前に、観光案内所で荷物を預かってもらいました。

小さい手荷物は1日300円、夕方5時まで預かってもらえます。

またここでは電動機付き自転車の貸し出しも行っています。

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犬島から豊島に帰ってきた私は、電動機付き自転車を借りることにしました、しかしここで問題発生。観光案内所のレンタサイクルは4時までに返却が必要ということでした。私は5時20分発の船なので、5時くらいまで借りるつもりだったのです。

 

案内所のお姉さんから「横尾美術館のすぐ前の自転車屋さんなら5時まで借りれますよ〜」と教えてもらい、徒歩5分ぐらいの横尾美術館の方に向かうことにしました。

 このとき、やはり同じ船で来て自転車を借りようとしている人には、「ここだと手荷物の預け料とレンタサイクル料がかかるけど、他で借りればタダで荷物を預かってもらえるよ〜」と案内していました。

 

横尾美術館前のレンタサイクルは、緋田石油というガソリンスタンド屋さんがやっていました。やさしそうなおじさんは、「えっ?荷物は観光案内所で預けちゃったの?ここだとタダだったのに〜。自転車の返却は遅くなっても大丈夫だからね」と言ってくれました。(朝、犬島に行く前に荷物を預けたので、いろいろリサーチ不足でした)

 

豊島の皆さんが、儲けるより、お客さんにとって一番良い方法を案内してくれているのがよくわかりました。 

 

豊島のアートめぐりは電動機付き自転車で決まり!

 豊島のアートスポットは島のあちこちに点在している上に、けっこうアップダウンもあります。島の大きさは周囲20キロ弱とそこそこ広い島です。

島のアートめぐりをする方法としては

・シャトルバス(という名の路線バス)

・レンタサイクル(ほとんど電動機付き自転車)

・レンタルバイクかレンタカー

になります。

シャトルバス

シャトルバスは本数は少ないですが、家浦港から 港といったような長い区間だけバスを利用して、そこを起点に歩いて回るという方法になら、かなり使えると思います。特に雨の日に島を回る場合は、バスが第一選択になるとおもいます。

シャトルバス時刻表はこちら↓

http://www.town.tonosho.kagawa.jp/tns/dwn.php?id=638&num=4

 

レンタルバイク・レンタカー

レンタルバイクやレンタカーで回っている人もそこそこいました。自転車より早いので、効率よく回れるでしょう。ただ今回のように展示作品が少ない場合、高額なレンタル料金を考えると、それほど必要性は感じませんでした。

レンタカーは、グループ旅行で回りながらもおしゃべりしたい人には良いかもしれませんんね。

 

レンタサイクル(電動機付き自転車)

私のイチオシは何と言ってもレンタサイクル(電動機付き自転車)です。豊島の道路は本当に気持ちが良いんです。瀬戸内の海を眺めながら走る道は、何物にも代えがたい感動を与えてくれます。また豊島美術館の近くにくると、道路が海にそのままダイブしていくような爽快感を味わえます。

おまけに電動機付き自転車なので、アップダウンがあるのが嘘のような快適さです。

家裏から豊島美術館まで、のんびり走っても電動機付き自転車で約25分でした。

 

道は島を東西に走る大きな道が一本。集落に着くと少し小道もありますが、大きく迷うことはないと思います。

 

レンタサイクルは、借りるお店によって料金や営業時間が微妙に違います。一番長い営業時間のところなら8時から18時まで営業しているところもあります。また短い時間なら安い料金設定のところもあり、それぞれのニーズに合わせてレンタルするお店を選ぶのが良いと思います。

 

アート作品をご紹介します 

見学できた5作品にのみの紹介となります。

豊島横尾館

家浦港から徒歩5分くらいのところにあります。

入館料510円 写真撮影はできません。

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赤いガラスからもわかるように、横尾ワールドが満載です。絵画だけではなく、建物全体を使った仕掛けがいろいろあり、とても楽しい内容になっています。

庭園前の母屋と、円柱形の蔵の大掛かりな作品は見応えがありすばらしいです。

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もちろん横尾忠則らしい絵画もたくさんあります。

私は横尾忠則のY字路シリーズが好きなのですが、ここでは「おっ、こんな形で!」とちょっと楽しませてもらいました。

 

豊島横尾館を後にして、唐櫃港方面に向かいます。

ゆるい上り坂が続きますが、電動機付き自転車のおかげでのんびり走ることができます。

豊島美術館に着く前にこんな絶景が見えてきます。

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豊島美術館

入館料1,540円 写真撮影不可

この美術館を訪れるためだけに、豊島を訪れても良いと思わせるぐらい感動的な美術館です。

時間を忘れて、静かに水や風や空、あるいは自分を感じる不思議な体験ができます。

アーティスト内藤礼と建築家西澤立衛による作品です。

もしできれば、直島にある内藤礼の作品である「きんざ」と合わせてみることができれば、さらにそれぞれの作品に対するアーティストの思いを感じることができるかもしれません。

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勝者はいない

実際にバスケットボールもあり、ここで楽しんでいる人たちもいました。

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心臓音のアーカイブ

入館料510円 写真撮影不可

唐櫃港の先の美しいビーチの端にぽつんと立った建物に、この作品はあります。

研究員のようなスタッフが出迎えてくれます。

この作品に関しては、好き嫌いが大きく分かれる作品のような気がしました。

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目の前に広がるビーチはすばらしいです。

こんな景色を見られるなんて、ここまで自転車を漕いできたかいがありました。

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空の粒子

古くて小さな神社の脇にこの作品はあります。

錆びた鉄が周りの景色に溶け込んでいました。

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あと鑑賞予定だった「檸檬ホテル」は、開館時間が過ぎてしまい見学することができませんでした。また「島キッチン」はカフェなのですが、ゆっくりお茶をいただく時間がなかったので入ることができませんでした。

 

それでは、17時20分発の船を目指して家浦港に帰ることにしましょう。

帰りはゆるい下り坂が延々と続き、本当に気持ち良いです。

道ばたには野性の水仙があちこちに咲いています。

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途中からはこんな瀬戸内の海を見ながら下っていきます。最高〜!!

 

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豊島美術館をのんびり体験できるなど、オフシーズンだったからこその良さもありましたが、見逃した作品をまた見に来るという宿題の残った旅となりました。

「瀬戸内芸術祭2019」で再訪する楽しみが増えました。